どうして、カウンセリング・セラピーの学びの道を進んでいるのか、チョモランマと言われるLPL認定試験に挑戦したのか、今日は、その辺りをあなたにお話しできると、僕は嬉しい。
僕は、2011年 春、自分では「まだ、大丈夫」と思っていたが、実際はボロボロだった。
内科の受診からすぐに紹介状での精神科へとなり双極性障害での「就労禁止の診断書」を受け取り、「え、人生、終わった」と呆然としていた。
双極性障害は完治も寛解もない。この言葉に絶望を感じながらも、治療で出来ることは大抵のことはやり、完治できないと言われていた双極性障害から完治した。記事を書いている2024年の時点で、西洋薬の服用を止めてもうすぐ10年。漢方薬も止めて8年。
再発することなく、生きている。
当時は「双極性障害の自分」が、「自由じゃない」と感じていた。
治せば、自由になれる、楽に生きれるハズだ、そう思っていた。
でも、完治したあとも、なぜか、苦しい。
フリーランスの仕事でも、色々とトラブルを体験する。なぜか、自分を楽しめていない。
カウンセリングは、双極性障害の認知行動療法にて、受けた経験がある。
なので、双極性障害を完治できた自分に、カウンセリングは不要、と、感じていた時期があった。
トラブルが起きたときに、相手を責め、自分の不安定な気持ちを治めようとするも、相手を責めれば責めるほど、自分も苦しい。
そんなとき、一緒に会社を経営している小百合さんから、「話を聴いてもらうだけでもいいから、カウンセリングを受けてみたら」と、アドバイスをもらった。
男性のカウンセラーで、会社経営の経験もあるというのが安心感があり、菊地健介さんのカウンセリングを受けた。
すると、話を聴いてもらうだけでなく、自分の中で何が起きているのか、感じることができた。
心理学の専門用語になってしまうが、バウンダリーと投影の問題だった。
自由じゃない感じを生み出していたのは「自分自身」と、言葉でなく、感覚から感じた。
感じる瞬間が、大切な鍵だった。
今まで、たくさん頭(思考)で頑張ってきたし、知識を自分に加えてきた。でも、そこじゃなかった。
自分自身のセルフワークで出来ることも沢山ある。
でも、誰かにサポートしてもらえる体験は、自分の枠の外を感じることに繋がる。
そして、「自分でなんとかしないといけない」というビリーフ(信念)を持っていた、僕にとって、そのカウンセリング・セラピーの時間は、大きなギフトだった。
カウンセリングの時間の後、今までの自分の枠からちょっとだけ外に出て行動を起こすときは、怖かった。
手も震えた。
でも、それも含めて、寄り添ってもらえたことで、自分をちょっとだけ大切にすることができた。
この、ちょっとだけ、の、変化が、後々、どんどん大きな変化に繋がる。
僕は、問題は思考で解決できると、教育で刷り込まれてきた。
でも、そうじゃない。
思考より感覚のレベル、深層心理(無意識)の痛みや怖さが、僕の「自由に生きたい」を、堰き止めていた。
僕の深層心理の痛みと怖さから、「自分のためでなく、周囲の人から嫌われないように生きる」選択を、僕はしていたことに、カウンセリング・セラピーを通して感じた。
人間は
何のために
生まれてきたのか
そして、生きているのか
それは
自分のために生きるため
その当たり前なことを、僕は大切にしていなかった。
苦しいわけだ。
自分のために生きると、楽しい、自由に生きている実感がある。
そう、
健介さんに人生を大きく動かしてもらった。自分も世界や社会や人へそんな関わり方が出来たら、僕の命が喜び、燃やせると感じている。
その時のセッションの内容についてはこちらの記事に詳しく書いている。
Keep it real. 軽く生きよう~