『ライフ・レッスン』 第1章 「ほんものの自己」のレッスンを読んで。
正直、難解な書籍で、なかなか読むのが大変だった。
最近のビジネス書のサラッと読んでなんとなくわかったようで、実のところは何も身になっていない書籍とは真逆で、1行 1行をかき分けていく感覚で、何度も必要と感じた時にページを開く本と直感で感じた。
良い本だ。
2021年の12月にLPL14期の課題図書として、読んだ。この本を課題図書に選んで、めぐり合い出会えたことに感謝だ。
”ほんものの自己”とは何か?
偽りでない自己とは何か?を問いかけられた。
つい最近まで、僕は、自分を磨くために、
- 何かを足すか
- 不足していることを補うか
- 欠点を補うことを加えるか
これら3つが必要であり、同時に、人生を切り開くためにも必要だ、と、どこかで学んでいた。
そう、自分に”なにか”を足すことばかりを求めていた。
2019年のLPL13期、受講の頃を振り返ると、これで自己を満たそうとしていた自分だった。
講座の中で、周りの人と共に過ごした時間の中で、自分に足りてないを探すことに一生懸命だった。
足りてないところを足すことが、自己探究とさえ思っていた。大きな勘違いだった。
大馬鹿野郎だ
一方で、その体験があったから、2021年のLPL14期を受講する中で、自分のダメ出しや不足している部分を足そうとするエゴを止めよう、そして、自分と周りの人との”座”や”場”を感じていくことを大切にできた。
何事も不要なことはなく、プロセスは完璧なのだ。
2019年は、後の不安のためにメモを書いた。
とはいえ、このメモを、後から見直す訳でもない、後から読んでも、その瞬間に戻れる訳でない。
メモを書くことで言葉を理解しようとしても、わからない。
ましてや、その瞬間をメモを書いていたら、感じることなんてできない。
これに2021年、気づいき、自分をその瞬間に委ねて、自分の感性を信頼するトライに取り組んだ。
仮面や役割を脱ぐ勇気
本の文章で心が震えたのがこちら。
’ 内在する天賦の資質は、身につけた何重もの仮面や役割によって隠されていることが多い。” 余分なものを削りとる’
まさに、「身につけた何重もの仮面や役割」が自分だと思っていた。
自分の感性に委ね、周りとの関係も感性のままで接し、どんなプロセスも自己の責任で受け止める覚悟、そして、身につけた何十もの仮面や役割を脱ぐ勇気が、”ほんものの自己”と感じた。
つづく
第2話「愛は、何かの行動・行為の報酬で与えられるのではく、お互いの存在から生まれる」はこちら
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