エニアグラムは気づきと自己変容への道『新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ』を読んで

エニアグラムは、他の性格診断と違う。自分自身への気づきと自己変容に繋がっている。

その感覚を感じれるのが、『新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ』の 71・72 ページの文章だ。

フィーリング・センターに属するタイプだからといって、ほかの人々よりも気持ちが豊か であるということにはなりません。同様に、思考センターに入っているからといって、ほか の人たちよりも知的ということにはなりません。実際は、それぞれのセンター機能(本能、 フィーリング、思考のいずれか)の周りに、自我がもっとも強く形成されています。した がって「もっとも自由に機能できない、こころ(サイキ)の要素」なのです。どのセンター と主に関係しているかということは、本質的能力や機能が、いかなる範囲で阻害されたり、 歪められているかも表します。そして、性格構造は、本質が阻害されているところのギャッ プを埋めようとするのです。自分のタイプが属するセンターは、本質からの収縮と性格構造 による人工的な埋め合わせが、どこでもっとも強く働いているのかを示唆してくれます。

心の学びを始めた頃に、書籍を読んだときは、この部分に気づかずに読んでいた。

が、今、改めてこの文章を感じると、

ここに書かれていることが、エニアグラムの軸と感じた。

各センターの中心になる 3・6・9 が三角形で結ばれ、残りの 6 タイプが変形 6 角形と円の 3 つの図形を組み合わせて、エニアグラム図に なっている。

エニアグラムは、どうして、この図なのか?という疑問に対して、体感で腑落ちした。

初めて、エニアグラムの診断を行なったときは、多くある性格診断の 1 つと思っていた。

それは、大きな誤解だった。

エニアグラムは、歴史が長いから、人類の叡智が詰まっている、という理由でなく、エニアグラムは、「気づきと自己変容」につながる探求の道であることを感じている。

エニアグラムを知って 長いあいだ、ずっと性格判断のツールと思い込んでいた。

が、違った。

そうでなく、

その人の幼い子供時代に、

もらえなかった(本当は欲しかっ た)体験から、抑圧し歪められた本質(エッセンス)の、3 つの要素からなるセンターと、外界の環境に対してエネルギーを向けたのか、自分の内面の衝動にエネルギーを向けたのか、それとも 外側と内側の両方にある脅威に対抗するようにエネルギーを向けたのか、自我反応の方向性の組み合わせを基本として、9つのタイプになる。

エニアグラムは、性格判断でなく、気づきと自己変容 への道につながっていると、僕は気づいた。

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